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吉田博の落石研究室
【特別号】 落石対策における現状と今後の展望
 
 

4.1. RSS  〜大規模落石用防護柵〜

RSS の特徴

国内の施工実績が豊富
緩衝装置を機能的かつ随所に配置
高靭性、高耐力の特性を有するコンクリート充填鋼管柱と組み合わせることで、大規模落石に対応できる
道路際でも設置可能
トルクの調節によりスリップ張力の決定が可能

わが国最初の高エネルギー吸収落石防護柵である。高エネルギー吸収落石防護柵という名称は、ここで付けられた。現在、多くの種類の落石防護柵が発表されているが、最も合理的な防護柵と考えられる。

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国内初の高エネルギー吸収柵 RSS の構造概略図



SYSTEM HIGH ENERGY ABSORBING FENCE

 

上方に落石が衝突した場合は、主緩衝具と支柱の塑性曲げで、下方に落石が衝突した場合は、主緩衝具と中間緩衝具で落石エネルギーを吸収する。

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単独の緩衝金具(防護柵上方)

主(定着)緩衝具のみの場合の、横ロープに作用する応力ーひずみ関係。主緩衝具のスライド張力に達すると横ロープは滑り出し、ストッパーが主緩衝金具に衝突するまで引き出される。衝突後は、再び応力が増大する。

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RSS の緩衝機構(防護柵下方)



落石の衝突により横ロープにF1の張力が発生して主(定着)緩衝具がスライド


ストッパーが中間緩衝具に衝突

左右のストッパーが同時に中間緩衝具に衝突し、横ロープの張力がF1+2F2となる。


中間緩衝具が定着緩衝具に衝突


左側の中間緩衝具が主(定着)緩衝具まで引き寄せられ、衝突する。

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中間緩衝金具との組合せ

横ロープの張力が増大すると、最初に中間緩衝具内でスライドが発生し、ストッパーが中間緩衝具に衝突するまで引出される。 さらに横ロープの張力が増大すると横ロープは主緩衝具と2個の中間緩衝具内をスライドして、中間緩衝具が主緩衝具に衝突する。 それ以後は横ロープの張力は増大を続ける。

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実物衝撃実験 1 : 500kJ (映像)

【時間】  00:10
 

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実物衝撃実験 2 : 300kJ (映像)

【時間】  00:11
 

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