まとめ
■結論
一連の実験結果および解析結果より、衝撃エネルギー200kJに対し、各部材の許容応力度内での設計が可能であることが明らかになった。したがって、設計落石エネルギー内では部材の交換が不要である。また、LS-DYNA により十分な精度で実験結果を再現することができた。これにより、水平ロープ間隔や緩衝金具の適切な配置を検討することがが可能となり、より大きな落石エネルギーの設計が可能であることが証明できた。
■今後の課題
本防護柵の機能を簡略化した形で評価できる、いわゆる簡易設計法の確立が課題として考えられる。 |